企業リーダー
日本の企業が世界に誇った人材育成システムや労務管理システムは、日本中が浮かれたバブル経済期、目先の利益優先と社会的責任を軽視した経営者群によって、総務部門の解体やアウトソーシング化が安易に進められた結果、崩壊してしまいました。翻って今日、企業を取り巻く環境はかつて無い程厳しくグローバル化した複雑な経済環境下にありIT犯罪が激増し、それを駆使したサイバー戦争時代下にあります。しかし、これらの事象に適格に対応できず、翻弄されているのが日本企業の現状です。当研究所では、全ての企業に「情報セキュリティ担当者」の雇用を義務づける社会を目指し、「意識の向上を図る」と共に「人材の育成」を目的に「企業リーダー支援センター」をスタートしました。サイバーセキュリティセンターで活躍する講師陣を派遣すると共に研修の受け入れやセミナーの開催などを行います。
論文による企業リーダー育成講座
「危機管理とリーダーの状況判断」(その時リーダーの決心は如何に)全5講
■第1講:危機管理とは
「将帥は事務の圏外に立ち、超然として、つねに大勢の推移を達観し、心を作案と大局の指導に集中し、適時適切なる決心をなさざるべからず。」…続きを見る
■第2講:Crisisとリーダーの役割
「指揮官は大勢を達観し適時適切なる決心をなさざるべからず。これがため常に全般の状況に通暁し、事に臨み冷静、熟慮することを要す。しかれども、いたずらに正鵠をえるために腐心して機宣を誤らんよりは、むしろ毅然としてこれを断ずるに務るをようす。」…続きを見る
■第3講:Crisisにおけるリーダーの思考
「決心は作戦または会戦の指導に関する確乎たる信念に立脚し、純一鮮明にして一転の混濁暗影を含まず、しかも戦機に投ぜざるべからず。確乎たる信念に立脚せざる決心は力なく、しばし動揺を来して、統帥の秩序節調を乱し、純一鮮明を欠く決心は部下に徹底せず。」…続きを見る
■第4講:事例研究
「将帥はあらゆる失望悲運を制し、内に堅く信じて冷静明察を失わず、沈着剛毅、楽観を装いて部下の嘱望をつなぎ、その指揮を作興して、最後の勝利を獲得することを務めざるべからず。」…続きを見る
■第5講:結論
「将帥は部下の努力を最も有意義に運用し、徒労に帰せしめざる責任を有す。
最も重要なる時期に、重大なる努力を部下に要求せんがためには、平素なるべく部下の努力を愛借使用することを要す。」…続きを見る
率先躬行・活模範|マティス国防長官のファルージャでの戦いから
トランプ氏が『将軍の中の将軍』と呼んだジェームズ・マティス国防長官が来日して、中国の海洋進出問題や尖閣諸島の日米安全保障条約の適用範囲など様々な安全保障問題が稲田防衛大臣と話し合われた。
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リスク対応とリーダーの責任|3.11東日本大震災を参考として
指揮官は大勢を達観し適時適切なる決心をなさざるべからず。これがため常に全般の状況に精通し、事に臨み冷静、熟慮することを要す。誰しもが仕事をしているとチームリーダーとして仕事を任され、失敗した場合は、自身の過ちだけでなくてもリーダーとしての責任を負わされる。
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知的財産を狙うインテリジェンス活動
知的財産とは土地、建物や商品のように物としての有形財産でなく、アイディアや独創的なデザイン、蓄積された技術そして営業情報や顧客対応ノウハウなど、人間の幅広い知的創造活動や努力によって創り出された「価値ある情報」である。
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サイバー攻撃から知的社会情報を守ろう
政府機関、企業などの組織情報や個人情報を含めた知的社会情報がサイバー攻撃により脅威にさらされている。サイバー攻撃とは、コンピュータシステムやインターネットなどを利用して、コンピュータやネットワークに不正侵入し、…続きを見る
失敗に学ぶリーダーの条件|全ての思い込みを捨てて客観的に事象を捉えよ
中国・前漢時代の政治思想家 賈誼(かぎ)の「過秦論上」に「深謀遠慮」という言葉がある、「深謀」とは深い見通しを持った謀ごとや計画、「遠慮」とは遠い先のことをしっかりと考えることであり、二つ繋げると「深謀遠慮」(遠い先のことまで見通した深い考で、しっかりとした計画を立てる)の意味になる。
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